Official Model Guide

VECTOR GLIDE 26/27モデル紹介|GENIUS、INTIMACY、CORDOVAを用途と乗り味で選ぶ

VECTOR GLIDEの26/27は、深雪のGENIUS/BUTTERKNIFE、更新されたフリーライドのINTIMACY、安定感を強めたPOLARVE PRO、整地寄りのCORDOVA/MAXI、モーグルのCAMEL HUMP、テレマークのGREED/BOLDまで、用途と乗り味で選ぶブランドです。新モデル名だけを追うより、既存モデルをどう熟成させているかを見ることが入口になります。

最新年式
26/27
掲載モデル数
68
記事掲載モデル
16
VECTOR GLIDE official brand visual
VECTOR GLIDE official site brand visual. VECTOR GLIDE official site

Brand Profile

VECTOR GLIDEは作品としてのスキーを国内工場で熟成させるブランド

VECTOR GLIDEは、スペックを並べるだけでは性格が伝わりにくいブランドです。公式の設計思想では、スキーを単なる乗り物や商品ではなく、一つの作品として届けたいという考えが中心に置かれています。モデル名も乗り味もグラフィックも、どの場面でどんなフィーリングを楽しむかというキャラクターから組み立てられています。

そのため、26/27のモデルを「新しい名前」だけで追うと方向を見誤ります。公式は、既存モデルの乗り味を大きく変えずに熟成させること、新しい乗り味には新しい名前を与えることを明言しています。INTIMACYのフレックス更新やPOLARVE PROの構成変更のように、同じ名前のまま狙いを練り直す更新も見逃せません。

生産面では、国内工場での製造、目的の雪での実地テスト、ナチュラルウッドとサンドウィッチ構造、素材とフレックスを細かく組み合わせる工程が公式に語られています。ターン半径や幅の数字だけでなく、ラインごとのキャラクターで見比べるほうが、VECTOR GLIDEらしさをつかみやすいブランドです。

  • 対象年式: 2026年時点の公式スキー/テレマークスキー一覧を26/27として扱う
  • ブランドの軸: モデル名、乗り味、グラフィックを一体で作る
  • 製造の軸: 国内工場、ナチュラルウッド、サンドウィッチ構造、目的の雪でのテスト
  • 用途の幅: ビッグマウンテン、フリーライド、オールマウンテン、オンピステ、モーグル、テレマーク
公式サイトから確認したポイント
  • 本記事は、VECTOR GLIDE公式サイトの2026年時点の現行スキー/テレマークスキー一覧を26/27として扱っています。
  • 公式の設計思想では、妥協のないものづくり、単なる商品ではなく一つの作品として届けること、耐久性を重視することが説明されています。
  • 公式によると、モデルごとに想定する場面と乗り味のキャラクターを決め、モデル名とグラフィックを対応させています。新しい乗り味には新しい名前を与え、既存モデルは大きく変えずに熟成させる方針です。
  • 公式によると、すべてのモデルを国内工場で生産し、目的に合った場所でテストを重ねています。ナチュラルウッド、サンドウィッチ構造、低温接着、プレチューンについても触れられています。
  • スキー一覧には、ビッグマウンテンのGENIUS/BUTTERKNIFE、フリーライドのINTIMACY、オールマウンテンのNADURRA/POLARVE/AVENTURA/MAKE BC/CORDOVA、オンピステのOMNNY/MAXI、モーグルのCAMEL HUMP PROが掲載されています。
  • テレマークスキー一覧には、GREED、BULKY、BOLD PRO、BOLD、BOLD Lightが掲載されています。アルペンの板から派生したモデルを、テレマークの滑り方に合わせて作り直したラインです。
  • INTIMACYの製品ページでは、フレックスを更新してより柔らかく進化させ、NewFlex construction(新しいフレックス設計)を採用したと説明されています。
  • POLARVE PROの製品ページでは、初代のカーボンとメタルの構成からメタルのみへ変更し、アイスバーンや荒れた雪での安定したターン性能を狙うNEW POLARVE Proとして説明されています。

この記事は公式サイト・公式PDFの文脈をもとに編集しています。各モデルの形状図はメーカー公式スペックから作図し、記事中の写真は公式サイト/公式PDF由来のものだけを使用します。

VECTOR GLIDE公式SKISページのスキーイメージ
公式スキーページのビジュアルです。現行ラインはビッグマウンテンからオンピステ、モーグルまで広く、単純な太さ順ではなくキャラクター別に見ていく必要があります。 VECTOR GLIDE official SKIS

Big Fat / Powder

GENIUSとBUTTERKNIFEで深雪の速さと自由さを選ぶ

GENIUSは、VECTOR GLIDEで最も速いパウダーモデルとして公式に紹介されています。センター130mmのワイドな形状とロッカー、後半の走りと操作性を生むピンテールが軸で、深雪で速く大きく動きたい上級者に向きます。

BUTTERKNIFE 185/175は、雪面をなめらかにとらえる独特の乗り味が持ち味です。既成概念にとらわれない自由なフィーリングを打ち出しており、GENIUSの速度感とは別方向の、遊びと表現を楽しむビッグマウンテンとして見ると分かりやすいモデルです。

GENIUS Narrowはセンター115mmで、GENIUSの性格を少し日常向けに振った1本です。十分に太い板ですが、極端なビッグマウンテンとオールマウンテンの扱いやすさの中間に置くと位置づけがつかめます。速さならGENIUS、表現するように遊ぶならBUTTERKNIFEが入口です。

この章の主要モデルを比較

VECTOR GLIDE GENIUS 26/27公式商品画像
GENIUSはVECTOR GLIDEのビッグマウンテンを代表する1本です。深雪での速さ、浮力、ピンテールによる操作性が持ち味です。 VECTOR GLIDE official GENIUS product page
VECTOR GLIDE BUTTERKNIFE 185 26/27公式商品画像
BUTTERKNIFEは、滑る楽しさと表現力を強く打ち出すビッグマウンテンです。GENIUSとは違う、自由な乗り味を担います。 VECTOR GLIDE official BUTTERKNIFE 185 product page

Freeride / All Mountain

INTIMACY、POLARVE、CORDOVAでフレックスと安定感を比べる

INTIMACYは、26/27で最も更新の幅が大きいモデルです。公式では、フレックスを見直してより柔らかく進化させたこと、NewFlex construction(新しいフレックス設計)を採用したこと、自由なターンと創造性を狙うことが説明されています。柔らかめのフリーライドを探している中上級者に向きます。

POLARVE PROは、カーボンとメタルのハイブリッドだった初代から、メタルのみの構成へ変えたNEW POLARVE Proとして公式に説明されています。アイスバーンや荒れたコンディションで振動と反発を抑え、しなやかなたわみとグリップ、安定感を高める方向です。

CORDOVA PROは、パウダーから圧雪まで1本でこなすVECTOR GLIDEのオールラウンドの旗艦です。メタルによる振動の抑制と安定したターンが持ち味で、POLARVEより細いセンター85mm。オールマウンテンの中でも整地やゲレンデでの安定感を重視する人の基準になります。

この章の主要モデルを比較

VECTOR GLIDE INTIMACY 26/27公式商品画像
INTIMACYはフレックスの更新が見どころです。柔らかさと扱いやすさを増し、山での自由なターンと創造性を狙うフリーライドです。 VECTOR GLIDE official INTIMACY product page
VECTOR GLIDE POLARVE PRO 26/27公式商品画像
POLARVE PROはNEW表記の更新モデルです。メタルのみの構成で、ハードバーンや荒れた雪での安定感を狙います。 VECTOR GLIDE official POLARVE PRO product page

On Piste / Mogul

OMNNY、MAXI、CAMEL HUMPでゲレンデ側の個性を見る

VECTOR GLIDEはフリーライドの印象が強いブランドですが、現行ラインではオンピステ(整地)とモーグルがはっきり分かれています。OMNNYはセンター80mmのオンピステ向け、MAXIはゲレンデでターンサイズを楽しむ系統として並びます。

MAXI Gran Turismo MARK2は、グラスファイバー、メタル、ナチュラルウッドのバランスを軸にした、センター75mmのモデルです。ゲレンデのさまざまな雪質とターンサイズを楽しめる、整地中心の1本です。

CAMEL HUMP PROは、世界で通用するモーグルモデル、ワールドカップ優勝経験を持つモデル、杉本幸祐選手のオリンピック使用モデルとして公式に紹介されています。一般的な基礎の小回りとは別枠の、競技モーグルのためのモデルです。

この章の主要モデルを比較

VECTOR GLIDE MAXI Gran Turismo MARK2 26/27公式商品画像
MAXI Gran Turismo MARK2はオンピステ側を代表する1本です。センター75mmで、ゲレンデの雪質変化とターンサイズを楽しめます。 VECTOR GLIDE official MAXI Gran Turismo MARK2 product page
VECTOR GLIDE CAMEL HUMP PRO 26/27公式商品画像
CAMEL HUMP PROは競技モーグルのためのモデルです。速いリズムにも反応し、安定したターンとトリックを狙います。 VECTOR GLIDE official CAMEL HUMP PRO product page

Telemark / Kids

GREED、BULKY、BOLDでテレマークにも設計思想を広げる

テレマークスキー一覧には、GREED、BULKY、BOLD PRO、BOLD、BOLD Lightが並びます。GREEDはパウダー専用ではなく、重い湿雪や深雪でも無駄な抵抗を抑えてターンをつないでいけるモデルとして説明されています。

BOLD PROはCORDOVAをテレマーク用に仕立てたモデルで、メタルによって高速域や悪雪での安定感を狙います。BOLD Lightはフレックスを調整して扱いやすさを高め、軽量なスキーヤーや初心者でも乗りこなせる万能モデルとして説明されています。

NANO/NANAはジュニア向けです。子ども用と片づけてしまうのではなく、同じブランドのグラフィックとものづくりがジュニアサイズまで広がっている1本として紹介します。

この章の主要モデルを比較

VECTOR GLIDE公式テレマークページのスキーイメージ
公式テレマークスキーページのビジュアルです。アルペンと同じ設計思想を、テレマークの滑り方に合わせて展開しています。 VECTOR GLIDE official TELEMARK SKIS

Representative models

深雪からテレマークまで見渡すVECTOR GLIDE代表モデル

VECTOR GLIDEを短時間でつかむなら、GENIUS、INTIMACY、POLARVE PRO、CORDOVA PRO、MAXI Gran Turismo MARK2、CAMEL HUMP PRO、GREED、BOLD PROの8本がおすすめです。深雪、自由なフリーライド、荒れた雪での安定感、ゲレンデのターン、競技モーグル、テレマークまで、このブランドがどこまで広いかをひと通り見渡せます。

代表モデルを横並びで比較

VECTOR GLIDE公式SKISページのブランドイメージ
代表モデルは、太さだけでなく「どの乗り味を担う名前か」で見ると性格がつかみやすくなります。 VECTOR GLIDE official SKIS

まとめ

VECTOR GLIDEの26/27は、毎年の新モデルの数よりも、モデル名に宿る乗り味をどう熟成させているかが要点です。INTIMACYのフレックス更新、POLARVE PROのメタル構成、GENIUS/BUTTERKNIFEのビッグマウンテン、CORDOVA/MAXI/CAMEL HUMPのゲレンデ側、GREED/BOLDのテレマークまで、キャラクター別に整理されています。

深雪・フリーライド・整地・モーグル・テレマークのどの場面で使うかを決め、そのうえで幅と素材(メタルかどうか)で絞り込んでください。モデルをひとくくりにしない国内工場の熟成品を選ぶときは、試乗やショップでの相談が最も近道です。

VECTOR GLIDEの全68モデルを見る