GENIUS
センター130mmの最速パウダー系で、深雪を速く滑りたい上級者の基準になる1本です。
メーカー公式スペックでスキー板・ギアを横断比較する日本語データベース
Official Model Guide
VECTOR GLIDEの26/27は、深雪のGENIUS/BUTTERKNIFE、更新されたフリーライドのINTIMACY、安定感を強めたPOLARVE PRO、整地寄りのCORDOVA/MAXI、モーグルのCAMEL HUMP、テレマークのGREED/BOLDまで、用途と乗り味で選ぶブランドです。新モデル名だけを追うより、既存モデルをどう熟成させているかを見ることが入口になります。
Brand Profile
VECTOR GLIDEは、スペックを並べるだけでは性格が伝わりにくいブランドです。公式の設計思想では、スキーを単なる乗り物や商品ではなく、一つの作品として届けたいという考えが中心に置かれています。モデル名も乗り味もグラフィックも、どの場面でどんなフィーリングを楽しむかというキャラクターから組み立てられています。
そのため、26/27のモデルを「新しい名前」だけで追うと方向を見誤ります。公式は、既存モデルの乗り味を大きく変えずに熟成させること、新しい乗り味には新しい名前を与えることを明言しています。INTIMACYのフレックス更新やPOLARVE PROの構成変更のように、同じ名前のまま狙いを練り直す更新も見逃せません。
生産面では、国内工場での製造、目的の雪での実地テスト、ナチュラルウッドとサンドウィッチ構造、素材とフレックスを細かく組み合わせる工程が公式に語られています。ターン半径や幅の数字だけでなく、ラインごとのキャラクターで見比べるほうが、VECTOR GLIDEらしさをつかみやすいブランドです。
この記事は公式サイト・公式PDFの文脈をもとに編集しています。各モデルの形状図はメーカー公式スペックから作図し、記事中の写真は公式サイト/公式PDF由来のものだけを使用します。
Big Fat / Powder
GENIUSは、VECTOR GLIDEで最も速いパウダーモデルとして公式に紹介されています。センター130mmのワイドな形状とロッカー、後半の走りと操作性を生むピンテールが軸で、深雪で速く大きく動きたい上級者に向きます。
BUTTERKNIFE 185/175は、雪面をなめらかにとらえる独特の乗り味が持ち味です。既成概念にとらわれない自由なフィーリングを打ち出しており、GENIUSの速度感とは別方向の、遊びと表現を楽しむビッグマウンテンとして見ると分かりやすいモデルです。
GENIUS Narrowはセンター115mmで、GENIUSの性格を少し日常向けに振った1本です。十分に太い板ですが、極端なビッグマウンテンとオールマウンテンの扱いやすさの中間に置くと位置づけがつかめます。速さならGENIUS、表現するように遊ぶならBUTTERKNIFEが入口です。
センター130mmの最速パウダー系で、深雪を速く滑りたい上級者の基準になる1本です。
自由なフィーリングと滑る楽しさを前面に出した個性派です。スピードよりも雪面で遊ぶ感覚を重視したい人に向きます。
GENIUSの性格をセンター115mmへ寄せた1本です。深雪も楽しみつつ、もう少し日常の扱いやすさが欲しい人向けです。
Freeride / All Mountain
INTIMACYは、26/27で最も更新の幅が大きいモデルです。公式では、フレックスを見直してより柔らかく進化させたこと、NewFlex construction(新しいフレックス設計)を採用したこと、自由なターンと創造性を狙うことが説明されています。柔らかめのフリーライドを探している中上級者に向きます。
POLARVE PROは、カーボンとメタルのハイブリッドだった初代から、メタルのみの構成へ変えたNEW POLARVE Proとして公式に説明されています。アイスバーンや荒れたコンディションで振動と反発を抑え、しなやかなたわみとグリップ、安定感を高める方向です。
CORDOVA PROは、パウダーから圧雪まで1本でこなすVECTOR GLIDEのオールラウンドの旗艦です。メタルによる振動の抑制と安定したターンが持ち味で、POLARVEより細いセンター85mm。オールマウンテンの中でも整地やゲレンデでの安定感を重視する人の基準になります。
フレックスを見直しNewFlexを採用した、扱いやすさと自由なターンを狙うフリーライドです。
メタルのみの構成へ変わったNEW POLARVE Proで、ハードバーンへの対応を強めています。
センター85mmのメタル入りで、パウダーから整地まで安定したターンでこなします。
POLARVEとCORDOVAの中間にあたるセンター100mmです。ゲレンデと深雪のどちらにも振りすぎたくない人向けです。
On Piste / Mogul
VECTOR GLIDEはフリーライドの印象が強いブランドですが、現行ラインではオンピステ(整地)とモーグルがはっきり分かれています。OMNNYはセンター80mmのオンピステ向け、MAXIはゲレンデでターンサイズを楽しむ系統として並びます。
MAXI Gran Turismo MARK2は、グラスファイバー、メタル、ナチュラルウッドのバランスを軸にした、センター75mmのモデルです。ゲレンデのさまざまな雪質とターンサイズを楽しめる、整地中心の1本です。
CAMEL HUMP PROは、世界で通用するモーグルモデル、ワールドカップ優勝経験を持つモデル、杉本幸祐選手のオリンピック使用モデルとして公式に紹介されています。一般的な基礎の小回りとは別枠の、競技モーグルのためのモデルです。
センター80mmのオンピステ向けです。MAXIより少し幅があり、整地中心でも雪質の変化に対応しやすいモデルです。
ゲレンデの雪質変化と自由なターンサイズを楽しめる、整地向けの代表です。
MAXIの小回り側です。テンポの速い小回りでゲレンデを楽しみたい人に向きます。
MAXIの大きめのターン側です。スピードに乗せた中回り・大回りを楽しみたい人に向きます。
Telemark / Kids
テレマークスキー一覧には、GREED、BULKY、BOLD PRO、BOLD、BOLD Lightが並びます。GREEDはパウダー専用ではなく、重い湿雪や深雪でも無駄な抵抗を抑えてターンをつないでいけるモデルとして説明されています。
BOLD PROはCORDOVAをテレマーク用に仕立てたモデルで、メタルによって高速域や悪雪での安定感を狙います。BOLD Lightはフレックスを調整して扱いやすさを高め、軽量なスキーヤーや初心者でも乗りこなせる万能モデルとして説明されています。
NANO/NANAはジュニア向けです。子ども用と片づけてしまうのではなく、同じブランドのグラフィックとものづくりがジュニアサイズまで広がっている1本として紹介します。
パウダーだけでなく重い雪でも滑りやすい、センター110mmのテレマーク代表です。
CORDOVA由来のテレマークで、メタルにより高速域や悪雪での安定感を担います。
BOLDを扱いやすくした軽量モデルです。軽量なスキーヤーやテレマーク入門の人に向きます。
Representative models
VECTOR GLIDEを短時間でつかむなら、GENIUS、INTIMACY、POLARVE PRO、CORDOVA PRO、MAXI Gran Turismo MARK2、CAMEL HUMP PRO、GREED、BOLD PROの8本がおすすめです。深雪、自由なフリーライド、荒れた雪での安定感、ゲレンデのターン、競技モーグル、テレマークまで、このブランドがどこまで広いかをひと通り見渡せます。
センター130mmの最速パウダー系で、深雪を速く滑りたい上級者の基準になる1本です。
フレックスを見直しNewFlexを採用した、扱いやすさと自由なターンを狙うフリーライドです。
メタルのみの構成へ変わったNEW POLARVE Proで、ハードバーンへの対応を強めています。
センター85mmのメタル入りで、パウダーから整地まで安定したターンでこなします。
ゲレンデの雪質変化と自由なターンサイズを楽しめる、整地向けの代表です。
パウダーだけでなく重い雪でも滑りやすい、センター110mmのテレマーク代表です。
CORDOVA由来のテレマークで、メタルにより高速域や悪雪での安定感を担います。