STANCE PRO 86 + MI12 GW
25/26で刷新されたSTANCEの主役幅です。硬い雪から緩んだ雪まで、ゲレンデ全体を滑る入口になります。
メーカー公式スペックでスキー板・ギアを横断比較する日本語データベース
Official Model Guide
Salomonの25/26は、完全刷新されたSTANCE、第4世代へ進んだQST、競技・デモのS/RACE、整地を楽しく動かすADDIKT、上質なカービングのS/MAXで役割が分かれます。整地の精度、ターン操作の楽しさ、雪質への対応幅、フリーライドの自由度を分けて読むと、数字や幅だけでは見えない違いがつかめます。
Brand Profile
Salomonの25/26カタログは、「1947年から未来を創造し続ける」というブランドの歩みから始まります。職人技、革新、そして滑り手コミュニティの声を重視するという姿勢は、ラインナップの組み立て方にもつながっています。レースの精度だけで押し切るのではなく、滑り手がどこで何を楽しむかに合わせてシリーズを分けるブランドです。
レンジマップを見ると、Salomonは横方向で整地からオールマウンテン、フリーライドへと広がり、縦方向で専門性と汎用性を分けています。S/RACEは競技・デモの精度、ADDIKTはゲレンデでのターンの楽しさ、S/MAXは扱いやすい高性能カービング、STANCEは荒れた雪や春の緩んだ雪まで含めたゲレンデ全体、QSTは山側の自由度を担う、と整理できます。
25/26の読みどころは、STANCEが完全に生まれ変わった点と、QSTが第4世代へ進んだ点です。STANCEはエッジの食いつきを保ったまま、機敏さと雪質への対応幅を広げる方向です。QSTは2016年以来のフリーライド思想を、男女共通のグラフィックとモデルごとの形状へ組み替えています。どちらも「1本で何でも」ではなく、変化する雪面をどう扱うかで選ぶラインです。
この記事は公式サイト・公式PDFの文脈をもとに編集しています。各モデルの形状図はメーカー公式スペックから作図し、記事中の写真は公式サイト/公式PDF由来のものだけを使用します。
25/26 Topic 01
25/26の最重要トピックはSTANCEの完全刷新です。公式では、優れたエッジの食いつきを損なわずに機敏さを高め、整地からツリーランまで難なく滑れる構造として説明されています。レンジマップ上でも、S/MAXより山側、QSTよりゲレンデ寄りに置かれており、整地の外へ一歩踏み出す役割がはっきりしています。
新しいSTANCEは、Powerflex Ti(チタナール入りの補強層)、Full Poplar(ポプラ材の芯)、Wide Steel Edge(幅広スチールエッジ)を軸にしています。硬いバーンでの足元の支えを残しつつ、春の緩んだ雪や荒れたゲレンデで細いカービング板が雪に潜りやすい場面にも対応します。中でもSTANCE PRO 86は、ゲレンデ主体でも一日を通して雪質が変わる日本のスキー場で扱いやすい代表モデルです。
25/26で刷新されたSTANCEの主役幅です。硬い雪から緩んだ雪まで、ゲレンデ全体を滑る入口になります。
センター82mmで、PRO 86より細めにし、グリップと操作性を高めたモデルです。整地を主体に新しいSTANCEを使いたい場合の基準になります。
センター84mmのSTANCE Wです。レディースモデルでも、春の緩んだ雪や荒れたバーンまで含めた対応力がほしいときの候補になります。
25/26 Topic 02
QSTは、2016年以来Salomonのフリーライドの可能性を広げてきたシリーズです。25/26では第4世代となり、これまでの実績を土台に、グラフィックと形状を男女共通のモデルへ組み替えています。
QST 106、100、94は複数のカラーで展開され、同じQSTでも幅ごとに滑る地形と速度域が変わります。106は深雪や荒れた雪での支え、100は山全体をこなす万能性、94は整地への戻りも含めた扱いやすさが持ち味です。Full Poplar Woodcore(ポプラ材の芯)、Basalt/Fiberglass Fiber(玄武岩繊維とグラスファイバーの層)、Cork Damplifier 2(コルクによる振動吸収材)は、軽さだけでなく、振動の収まりとエッジのグリップをまとめるための要素として読めます。
QST第4世代の主力幅です。浮力、安定、遊びを1本で見たいときの、Salomonフリーライドの基準になります。
センター100mmのQSTです。ゲレンデの外も含めた万能性を重視するなら、まず基準に置きやすい幅です。1本で山全体をこなしたい中・上級者に向きます。
QSTの中では細めのセンター94mmです。整地への帰り道や、日本の変わりやすい雪も含めて使いやすく、フリーライドの入口になる1本です。
25/26 Topic 03
S/RACE、ADDIKT、S/MAXは、どれも整地向けですが役割は異なります。S/RACEは競技・デモ向けとして、Blade Technology(応答性を高める設計)、Double Ti(2枚のチタナール補強)、Full Ash Woodcore(トネリコ材の芯)を使い、スピードとコントロールを崩さない、競技・基礎向けのラインです。SL 12とSL 10のように数字が違うモデルは性能帯も異なるため、名前が似ていても別物として見るのが安全です。
ADDIKTは、整地での操作の楽しさを強く打ち出すラインです。Motion Tail Technology(テールの動きを引き出す設計)とBlade Technologyにより、細めのセンター幅でも、小回り・大回り・低速・高速を自在に動かす方向へ振っています。S/MAXは、Dual Core 2(2種の芯材構成)とEdge Amplifier SL(エッジへの力を増幅する設計)で、デザイン性とカービング性能を両立する上質なオールラウンドの整地モデルです。正確さならS/RACE、楽しさならADDIKT、扱いやすい上質感ならS/MAXが入口になります。
S/RACEのショートターン系です。Blade TechnologyとDouble Tiで、足元の安定と反応を重視します。整地で正確なショートターンを求める上級者の代表です。
ADDIKTの細幅上位モデルです。小回り・大回り・低速・高速を自在に動かす楽しさを前面に出します。
S/MAXの上位モデルです。Edge Amplifierにより、少ない力でもエッジへ力を集中しやすいカービング系です。
Representative Models
Salomonを代表モデルで見るなら、S/RACEだけに寄せず、整地の楽しさ、オールマウンテン、フリーライドまで並べると性格がつかめます。S/RACE SL 12は競技・デモ、ADDIKT PRO 66はゲレンデでターンを動かす楽しさ、S/MAX 12は上質なカービング、STANCE PRO 86は25/26で刷新された雪質対応、QST 106はフリーライドの主力です。
同じSalomonでも、足元の正確さを求めるS/RACE、ターンの自由度を楽しむADDIKT、扱いやすい高性能を狙うS/MAX、荒れたゲレンデまで含めるSTANCE、山全体を遊ぶQSTでは、選ぶ理由が変わります。レンジマップの位置と各シリーズの説明を合わせて読むと、幅やカテゴリーだけでは見えにくい違いが浮かび上がります。
S/RACEのショートターン系です。Blade TechnologyとDouble Tiで、足元の安定と反応を重視します。整地で正確なショートターンを求める上級者の代表です。
ADDIKTの細幅上位モデルです。小回り・大回り・低速・高速を自在に動かす楽しさを前面に出します。
S/MAXの上位モデルです。Edge Amplifierにより、少ない力でもエッジへ力を集中しやすいカービング系です。
25/26で刷新されたSTANCEの主役幅です。硬い雪から緩んだ雪まで、ゲレンデ全体を滑る入口になります。
QST第4世代の主力幅です。浮力、安定、遊びを1本で見たいときの、Salomonフリーライドの基準になります。