M100 / 178
M Seriesの締まった雪を重視した代表です。センター100mmで、パウダーと圧雪を1本でつなぎたい中級以上の人に向きます。
メーカー公式スペックでスキー板・ギアを横断比較する日本語データベース
Official Model Guide
FIELD EARTHの26/27モデルは、2.5DのM Series、非対称2.5DのCNY、軽量なCNY SPC、立体形状のV7/T5/T7/T9で選ぶと整理しやすくなります。北海道発のフィールド志向ブランドらしく、スペックの数字より「雪質・操作感・軽さ・立体形状」のどれを重視するかが選択の起点です。
Brand Profile
FIELD EARTHは、スペックやカテゴリー名だけで見ると性格がつかみにくいブランドです。公式の説明は、自然に触れて感じること、体験から生まれる発見や感動を多くの人に届けることを出発点にしています。スキーもその思想の延長にあり、ゲレンデ用・パウダー用という単純な用途分けより、自然の中で身体が道具とどうつながるかを重視しています。
公式の設計ページでは、開発や設計を売り文句から切り離し、実際のフィールドで得た感覚を形に戻していく姿勢が語られています。特にFIELD EARTHらしいのは、2.5D、3D、4D、非対称形状を「変わった形」ではなく、雪面の流れ、接雪、加重、傾きの感覚を整えるための設計として扱っている点です。
26/27のスキーラインは、M100/M115の2.5D、CNY SGFとCNY SPC、V7/T5/T7/T9の立体形状系で構成されています。幅やサイズの数字を追うより、どの設計思想がどんな滑りのためのものかを押さえることが、FIELD EARTHを選ぶ最初のステップです。Mは雪質、CNYは非対称の操作感、SPCは軽さ、V/Tは立体形状の乗り味から入ると理解しやすくなります。
この記事は公式サイト・公式PDFの文脈をもとに編集しています。各モデルの形状図はメーカー公式スペックから作図し、記事中の写真は公式サイト/公式PDF由来のものだけを使用します。
2.5D Model
M100とM115は、26/27のFIELD EARTHスキーで最初に押さえたい2.5D系の中核です。公式ではM Seriesとして、トップとテールへ向かってねじれを扱いやすくし、硬い雪でもエッジ操作と安定感を出す方向で説明されています。長いサイズは高速での安定性と大きなターン、短いサイズは中低速での取り回しを担います。
M100はセンター100mmで、パウダーだけに寄せすぎず、締まった雪面も含めて使いやすい幅です。中級から上級者がゲレンデ脇の荒れ雪まで1本でこなしたいときの基準になります。M115はセンター115mmで、粉雪から湿雪までの柔らかい雪をより強く意識したモデルです。どちらもエクスペディションからパウダー、フリーライド、カービング、フリースタイルまでをまたぐ位置づけで、山での移動性能と滑走性能を一体で考えたラインです。
FIELD EARTHを選ぶときは、センター幅だけでなく「どの長さで、どの速度域と雪質に合わせるか」が重要です。M100は164/171/178、M115は166/174/182で展開され、同じシリーズでも長さによってかなり性格が変わります。身長や滑走スタイルに合わせて、まず長さの当たりを付けることが出発点になります。
M Seriesの締まった雪を重視した代表です。センター100mmで、パウダーと圧雪を1本でつなぎたい中級以上の人に向きます。
M100の中間サイズです。100mm幅の汎用性と取り回しのバランスがよく、M Seriesの最初の1本にしやすい長さです。
M100の短尺側です。中低速での操作や素早い切り返しを重視する人、身長が低めの人に向く長さです。
M Seriesの深雪を想定した代表です。センター115mmで、柔らかい雪での浮力を求める人に向きます。
115mm幅の浮力を残しつつ、扱いやすさとのバランスを取った中間サイズです。深雪も滑るが取り回しも欲しい人向けです。
M115の短尺側です。深雪向けの幅を保ちながら、ツリーランなど狭い場所での取り回しを重視する選択肢です。
Asymmetric 2.5D / Carbon
CNYは、FIELD EARTHの非対称という考え方を2.5D側で表したモデルです。公式では、ほどよいロッカーとキャンバー、内側と外側で異なる非対称形状、ウッドコアに入れたアルミによる振動低減が説明されています。斜面や山岳エリアを楽しむ人だけでなく、荷物を背負った山行でも信頼できるモデルとして位置づけられています。中級から上級者が、ゲレンデと山岳の両方で使える1本を探すときの候補です。
CNY SGFはCNYの通常仕様、CNY SPCはCNYをベースにプリプレグカーボンを使った特別仕様です。SPCは軽量化だけでなく、フレックスとねじれをコントロールしながら作る点が公式で強調されています。一般的なウェットカーボン(樹脂を後から含ませる手法)とは異なり、高温高圧で処理したプリプレグカーボンを使うところに、FIELD EARTHらしい手のかかったものづくりが表れています。
選び方としては、CNY SGFは非対称2.5Dの操作感を素直に味わえるモデル、CNY SPCはその思想を軽さと高性能側へ振ったモデルです。7と6は長さと安定感の違いで、CNY7は178cm、CNY6は164cmが基準になります。安定感を取るなら7、取り回しを取るなら6が目安です。
非対称のアウトラインと2.5Dの操作感を味わえる代表モデルです。山岳とゲレンデの両方で使いたい人向けです。
CNYの164cm側です。非対称2.5Dの操作感を、短めのサイズで軽快に扱いたい人向けです。
CNYの設計を軽さと高性能側へ振った仕様です。同じ非対称2.5Dでも、より軽快さを求める人向けです。
プリプレグカーボン仕様の164cm側です。軽さと取り回しのよさを重視する人向けの選択肢です。
3D / 4D Model
V7とT Seriesは、FIELD EARTHの3D/4Dという考え方を最も濃く感じられるラインです。公式の設計ページでは、3D形状を、雪面の流れを滑らかにして、粉雪でも圧雪でも環境を問わずコントロール性を出すための形状として説明しています。4Dは、後方に設定したビンディング位置とテール側の反りまで含め、より能動的に雪面を扱う考え方です。
V7は、非対称、キャンバー、立体形状を組み合わせたモデルです。公式では、粉雪、圧雪、アイスバーン気味の山岳地形まで対応し、振り回しの軽さからジャンプを含む山岳ライディングにも使いやすいと説明されています。立体形状系を1本で体感する入口にしやすいモデルです。
T5はスピードと浮力の両立、T7は全体のバランスとフリースタイル性、T9は完全非対称と、短さを感じさせない安定感が軸です。特にT9は、アウトラインだけでなく高さやコンタクトエッジまで非対称に設計され、人が操作する乗り物としての自然な左右差を強く反映したモデルとして説明されています。フリースタイルの要素まで楽しみたい上級者ほど違いが分かるシリーズです。
T Seriesの高速側です。浮力とスピードを重視する人向けのモデルです。
T Seriesの遊び側です。振り回しの軽さと空中での操作性まで求める人に向きます。
完全非対称の代表です。短い全長での浮力と安定感がテーマで、左右差を生かした滑りを楽しみたい人向けです。
Representative models
FIELD EARTHは代表モデルを2、3本に絞るより、設計思想ごとに見る方が性格をつかみやすいブランドです。M100/M115で2.5Dの幅差、CNY SGF/SPCで非対称2.5Dとカーボン仕様、V7/T5/T7/T9で立体形状の乗り味の違いを押さえると、モデル名の意味と自分への向き不向きが見えてきます。
M Seriesの締まった雪を重視した代表です。センター100mmで、パウダーと圧雪を1本でつなぎたい中級以上の人に向きます。
M Seriesの深雪を想定した代表です。センター115mmで、柔らかい雪での浮力を求める人に向きます。
非対称のアウトラインと2.5Dの操作感を味わえる代表モデルです。山岳とゲレンデの両方で使いたい人向けです。
CNYの設計を軽さと高性能側へ振った仕様です。同じ非対称2.5Dでも、より軽快さを求める人向けです。
T Seriesの高速側です。浮力とスピードを重視する人向けのモデルです。
T Seriesの遊び側です。振り回しの軽さと空中での操作性まで求める人に向きます。
完全非対称の代表です。短い全長での浮力と安定感がテーマで、左右差を生かした滑りを楽しみたい人向けです。